2017/05/24の日記
やりたいことしかやりたくないけど強いられればやりたくないことでもやれる。しかもやりたくてやってることより強いられてやったことの方が結果を評価されることが多い。
これは人生の仕様ミスです。
今日は「人間生きてればガスが止まることくらいあるんだよ」という発言をしてしまい、わかったような口を利いたことに軽く自己嫌悪した。
人生のことなんて何もわかってないくせに、うっかり料金を滞納してガスを止められた人の気持ちなんて、もっとわかってないくせに。
小さい頃、家のガスが止められて銭湯に行った思い出がある。
ちょっとした非日常にワクワクしていた。ガスが出ないなら卓上コンロで調理を行うことを提案すると母親は「なるほどそうね」と言っていた。
非常事態というか土壇場が好きで計画性が全くない性格の核はこの頃にできたに違いない。
公共料金を滞納しがちだった母親の罪は重い。
「お金を払わないとお水や電気やガスは止められちゃうのよ、じゃあ全部払わなくて、最後に止められるのはなんだかわかる?」
銭湯に向かう車の中で母親はクイズを出した。なんでも自分の頭で考える子どもを育てたかったんだろう。
真面目な親なら「公共料金と税金を期日までに振り込む」ことを教え込むのかな。私が母親から学んだことは「ガス→電気→水道の順で止まる」ということだった。
公共料金支払わなかったくらいで死なないし世の中にはもっと大切なことがある。
大切なことってなんだ?大切なことを何一つ大切にできてないのにまたわかったようなことを言ってしまった。
謙虚さが足りない。
でも世界に対して謙虚になってしまったら死んじゃうじゃん。
どうすればいいんだろう。
2017年5月23日の日記
頑張れない。
何もやる気にならず、スマホ漬けになっていた。
昼まで寝ている無職(諸説あり)弟を泊り勤務から帰った母親が叱っていた。
私が家にいる件に関してはノーコメントだった。母親は発達障害のテレビ番組の話をしようとしたが面白くならなさそうなので他の話をした。母親が出ていってから、寝ながら『刺さった男』を見ていたら、会社で仕事がない父親が駅ナカの袋を提げて帰ってきた。焦った。
特に申し開きすべき事は無いんだけど。いやあるけど。父親、私が休学について何も言わず黙って休学届を置いといたらサインしてくれた。だからどうして休学したいのかとかちゃんと言ってない。ちゃんとした理由が無いからだけど。
平日の昼間に家族大集合なのキツイから駅ビルに行った。ろくな服がないのでブックオフで何枚か半袖シャツと、パジャマが欲しかったので化繊のヨガパンツを買った。いま履いている。ポリエステルらしく暑いが、そんなに蒸れない。
本当は早く卒業して、普通っぽい職について、親を安心させたい。この思いは本物。
2017/05/17の日記
過剰な炭水化物を摂った。
ストレッチをした。
身体を緩めると泣きそうになった。
固有感覚弱々マンなのでたまに自重ストレッチで捻挫するんだけど、今日は上手くコントロールしてスジをのばせたと思う。
他人とちょっと話すも全然的外れな事しか言えていない気がしてどんどん心が引きこもっていき最後は「ありがとうございました」「お疲れ様でした」をかろうじて言うことしかできなくなるなど。
2017/05/16の日記
学生相談室に行った。
学生相談室の奥にある、混んでる時にだけ使う相談室に通された。他の相談室より少し広いから、ここで話すときにはカウンセラーさんは直角に座る。直角法だ。対面に比べて話しやすいのかどうかはよくわからない。カウンセラーさんはメガネが替わっていた。お洒落なのだ。高そうなフレームだった。
会うのは1ヶ月ぶりだった。彼は少し太ったように感じた。白髪も増えたかもしれない。お互い4年分歳を取ったと思うと感慨深かった。彼は私への支援についてどう思っているんだろうか。力不足だったと、悔やんでるんだろうか。
「ぶじ、休学できましたか」と言われ、全く報告をしてなかったことに気づいて、書類等を急いで用意してくれたことにお礼を言った。
カウンセラーさんはボタンダウンのシャツにグレーのジャケットを着ていた。ボタンダウンをよく着ているが、襟はイタリアンなんとかの時もあり、まあお洒落なのだ。ジャケットも、微妙な中間色でピンヘッドストライプというのか細い細い点線が等間隔で入っており、高くはないんだろうけど、とてもお洒落なのだ。しかも嫌味がない。ジャケットの飾りボタンは生地と同系色に染められた貝で出来ていて(もしくは貝に模したプラスチック)、私の短い応答を書き留めていく手元でキラキラしている。「それで、いまの気分はどうですか」
もっと頑張ればよかった、悔しい、という主旨のことを答えると「悔しい、という気持ちもあるんですね」と言われた。ああ、テクニカルに共感されたなあ、と思った。
今日も少しずつ致命的な嘘をついてしまったし、どう感じているか訊かれてもよくわからないです!!と言った。
最後に差し掛かって「そろそろ自分だけのために生きても、いいと思いますよ」と言われた。そうですね、と言った。