2017/05/24の日記

やりたいことしかやりたくないけど強いられればやりたくないことでもやれる。しかもやりたくてやってることより強いられてやったことの方が結果を評価されることが多い。

これは人生の仕様ミスです。


今日は「人間生きてればガスが止まることくらいあるんだよ」という発言をしてしまい、わかったような口を利いたことに軽く自己嫌悪した。

人生のことなんて何もわかってないくせに、うっかり料金を滞納してガスを止められた人の気持ちなんて、もっとわかってないくせに。


小さい頃、家のガスが止められて銭湯に行った思い出がある。

ちょっとした非日常にワクワクしていた。ガスが出ないなら卓上コンロで調理を行うことを提案すると母親は「なるほどそうね」と言っていた。

非常事態というか土壇場が好きで計画性が全くない性格の核はこの頃にできたに違いない。

公共料金を滞納しがちだった母親の罪は重い。


「お金を払わないとお水や電気やガスは止められちゃうのよ、じゃあ全部払わなくて、最後に止められるのはなんだかわかる?」

銭湯に向かう車の中で母親はクイズを出した。なんでも自分の頭で考える子どもを育てたかったんだろう。

真面目な親なら「公共料金と税金を期日までに振り込む」ことを教え込むのかな。私が母親から学んだことは「ガス→電気→水道の順で止まる」ということだった。

公共料金支払わなかったくらいで死なないし世の中にはもっと大切なことがある。


大切なことってなんだ?大切なことを何一つ大切にできてないのにまたわかったようなことを言ってしまった。

謙虚さが足りない。

でも世界に対して謙虚になってしまったら死んじゃうじゃん。

どうすればいいんだろう。